IPPOオープンセミナー2023 被虐待経験を持つ大人~精神分析的理解からの接近~
現在、様々な形態での虐待が広く存在することへの認識が社会の中に広がっています。ハラスメントやトラウマに関する私たちの理解も深まるとともに、従来虐待と捉えていなかった面前DVや心理的虐待なども子どもの健やかな心の成長を大きくゆがめてしまう恐れがあることがわかってきました。性的虐待が表面化しにくいこととその心理的ダメージの大きさについても臨床家の間での共通認識になってきています。 こうした虐待に関する社会の認識が広がるにつれ、臨床家の間では、トラウマ論に基づいた治療や援助の必要性が語られています。一方、精神分析では、被虐待経験のある大人への心理療法はフロイト以来実践されてきています。それは多くの場合フロイト的な洞察モデルでは十分ではなく、治療関係の中で取り組まれていくものであるというのが精神分析においては一般的な認識になっています。被虐待経験は、治療関係の中で実演されやすいというフェレンツィの画期的な認識を原点とする、こうした精神分析の被虐待経験を持つ人への接近の現在を本セミナーでは考えていきます。
開催形式:全面オンライン(Zoom)
開催日時:第1回 7月2日(日)13:00~18:00 講師:奥寺崇 第2回 8月6日(日)16:00~21:00 講師:阿比野宏 第3回 9月17日(日)13:00~18:00 講師:河野恵理
対象者:医師、臨床心理士、公認心理師、それに準ずる専門家、大学院生、研修生で、守秘義務を厳守いただける方
参加費:全回参加18000円 単回参加8000円
お申込み:チラシにあるGoogleフォームのQRコード、もしくはIPPOホームページのセミナー申込みフォームよりお申込み下さい。
※詳しくは、チラシをご覧ください。
※各回で臨床心理士の研修ポイントとなるように申請予定です。
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